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不動産鑑定は、税務や会社経営に大きな効果をもたらしますが、その活用法はあまりよく知られていません。コラムを通じて、不動産・税務・経営の総合コンサルティングの良さをお伝えできればと考えております。

税務上の「適正な時価」と鑑定評価について

2012.12.27
不動産鑑定
時価で課税される税金の代表格は、相続税・贈与税(相続税法第22条)です。

時価で課税されるのは公平な課税が目的ですから、その公平性を担保するためには「適正な時価」という概念が必要です。

時価が適正であるためには、売り手・買い手のいずれにも偏らない取引価額であって、
かつ、恣意性が排除されていることが求められます。

したがって、課税に際しての適正な時価とは、「第三者間で成立するであろう通常の取引価額」
と定義されます。

さて、不動産鑑定評価で求める時価は「正常価格」と呼ばれます。

この正常価格とは「現実の社会経済情勢の下で合理的と考えられる条件を満たす市場で形成されるであろう市場価値を表示する適正な価格」であり、
ここにいう「合理的と考えられる条件を満たす市場」とは、市場参加者が自由に参入・退出でき、かつ、特別の動機(売り急ぎや買い進み等)を持たないで取引される公開の市場を指します。

以上から、不動産鑑定評価上の正常価格と税務上の適正な時価はその定義をみれば、実質的に同義であると考えられます。


最後になりましたが、みなさま、良いお年をお迎えください。

2012.12.27
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